道北旅行におすすめの服装は?季節ごとの最適な装いをご紹介!
稚内・利尻・礼文周辺の道北へ旅行を考えているけど、どんな服を準備したらいいかわからない…
行ったことはあるけどほかの季節はどんな感じだろう?天気予報での気温と体感温度って違うの?
…などなど、旅行前はわからないことがたくさん!この特集記事では、
地元民から悩める旅行者の皆さまへ、道北地域を訪れる際の服装のポイントをお伝えします!
はじめて北海道・道北へ旅行をする方も、二回目以降の方もぜひ参考にしてください!
稚内・利尻・礼文エリアの基本情報
稚内・利尻・礼文エリアの気候は?
日本の北端に位置する稚内・利尻・礼文エリアは、夏は20℃前後と涼しく冬はマイナス5℃前後と、北海道の他地域に比べて一年を通した気温差が少ないのが特徴です。
特に海沿いの地域は一年中強い潮風が吹き、気温よりも体感温度が低く感じられることが少なくありません。
天気予報を見る際には、天気や気温と並んで風速も確認しておくと安心です。
※風速1m/sで体感温度が1℃下がると言われています
参考:気象庁|過去の気象データ検索 (統計期間 1991~2020)
どんな靴を履いたらいい?
観光スポットまでの道のりは、数分ほど歩いたり坂道を登ったりすることもあります。
自然の豊かな場所では特に舗装のされていない道路や凹凸のある道もあるので、お越しの際は履きなれた靴、歩きやすい靴を履いてきていただくと疲れることなく観光をお楽しみいただけます!
大きな荷物はどうしよう?
飛行機やJRで到着後すぐに観光スポットへ行きたい!というお客様もいらっしゃると思いますが、
街中や観光スポット周辺にはコインロッカーなど大きな荷物を預けられる場所の数はさほど多くはありません。
駅やフェリーターミナル内にあるロッカーも、観光シーズン時には満杯で預けられないことも…
宿泊されるお客様は、可能であれば事前に宿泊施設に預けられることをおすすめします!
両手の空くリュックサックやショルダーバッグは散策に最適!
重たい荷物を下ろして身軽に観光を楽しみましょう♪
春(4月~6月)の気候と服装のポイント
4月といえば本州では桜が咲き段々と暖かくなってくる頃ですが、北海道はまだ雪が残り肌寒い日も続きます。
5月~6月にかけては徐々に気温も上がって過ごしやすい日も増えていきますが、日によっては春の初旬のような寒さに戻ることもあるので油断は禁物です。
服装のポイント
◇春先は雪解けのため、防水加工の靴か防水スプレーをかけた靴を
◇4月は本州の冬並みの気温!厚手のコートが◎
◇5月~6月からは春物のコートやジャケットでもOK
◇日によっては冬のような寒さになることも 重ね着で寒さ対策
◇マフラー、ストール、手袋など防寒具の準備もお忘れなく
◇脱ぎ着しやすいパーカー、カーディガンなどがあると便利!
タイヤ交換のタイミング①
春といえば桜が咲いてぽかぽか陽気…なイメージですが、なんと北海道ではGW近くの時期に雪が降ることも!
北海道内を車で長距離移動される方はGW明けに夏タイヤへ交換することをおすすめします。
稚内周辺は例年4月頃から5月上旬に路面の雪解けとなるので、市街地のみ走行予定でしたらこのタイミングで夏タイヤへ交換する方が多いです。
夏(7月~9月)の気候と服装のポイント
夏の稚内・利尻・礼文エリアは日中の気温でも25℃前後で、基本的に30℃を超えることはなく過ごしやすい気候であることが特徴です。
しかし夜になると20℃を下回り肌寒くなるので、薄手の羽織るものを持って歩くと安心です。
観光スポットでは日影が少ないこともあるので、紫外線対策もお忘れなく!
お盆を過ぎた8月下旬から9月にかけては段々と気温が下がってきますので服装には注意が必要です。
服装のポイント
◇日中は半そででもOK
◇日によっては肌寒いため長袖Tシャツの用意があると安心
◇風が強い地域はウインドブレーカーやパーカーなどあれば◎
◇夜に外出する際は長袖の羽織るものを
◇帽子、日焼け止めなどで紫外線対策(帽子は飛ばされないように注意!)
◇日傘を使う際は強風に注意(海岸沿いでは風速10m/s以上にもなります)
◇自然の多い地域では長袖、長ズボン、虫よけスプレーで怪我・虫刺され対策
秋(10月~11月)の気候と服装のポイント
10月に入ると冬の気配を感じさせるような気温が続き、10月下旬から11月上旬には初雪が観測されるようになります。
気温も10℃を下回る日が増えるので、冬並みの寒さ対策が必要です。
特に風の強い地域ではかなり寒さを感じやすいため、風の通さない工夫が快適に過ごすコツとなります。
服装のポイント
◇厚手のコートや長袖インナーを着用
◇気温の変化が大きいので重ね着で調節するのがおすすめ
◇ウインドブレーカーや肌を出さない服装で強風対策
◇マフラー、ストール、手袋などの準備を
◇雪が降ってもいいように防水の靴が◎
タイヤ交換のタイミング②
秋冬に北海道で運転をする際、心配なのがタイヤ交換の時期。
北海道民は初雪の降り始める10月下旬から11月上旬に夏タイヤから冬タイヤへ交換する方が多いです。
この時期に平地で雪が積もったり路面が凍結することは少ないですが、山間部や峠を走る際は積雪がある可能性があるので注意が必要です。
また、冬道を運転する際に車に積載しておくと安心なアイテムをご紹介します。
特に道内を長距離移動される方、峠を通る予定のある方、雪道の運転に不安のある方は備えておくといざ!というときに安心です。
◇タイヤチェーン
◇スノーブラシ
◇雪かきスコップ
◇軍手・ゴム手袋・長靴・懐中電灯
◇カイロ・毛布・着込める服
◇ブースターケーブル
◇解氷剤
◇スタックヘルパー
冬(12月~3月)の気候と服装のポイント
12月に入ると、本格的な冬が始まります。
最高気温も氷点下を下回る真冬日が連日続くため、寒さ対策は万全にしなければいけません。
秋と同じかそれ以上に強風対策をすることで、寒さ対策にもつながります。
寒さに慣れていない方は、普段の旅行以上にしっかり準備をして来てくださいね。
服装のポイント
◇厚手のコートやダウンジャケットは必須!
◇雪が降ってもいいように、アウターはフード付き+防水加工or防水スプレーが◎
◇雪がしみこまないよう、足元も防水の靴を
◇靴はブーツ、長靴が最適(雪が積もっている場所を歩きます。
短くても足首を覆う高さで。ロングブーツが安心です!)
◇肌が風に当たらないよう、マフラー、手袋、帽子、マスクなどを用意
◇長めの靴下で寒さ対策 雪で濡れた時用に替えの用意も
◇室内は暖かいことが多いので、脱ぎ着ができる服装がおすすめ
◇貼るカイロをおなか、背中、腰、靴の中に貼ると屋外でもぽかぽか
着脱式スパイク
雪の降らない地域にお住まいの方の中には、「雪道用の滑りにくい靴なんて持ってない…!」
「旅行のためにわざわざ買うのも…」という方も多くいらっしゃると思います。
そんな方におすすめのグッズが「着脱式スパイク」です!
お手持ちの靴に装着するだけで、凍結路面の上でも滑りにくい冬靴としてお使いいただけます。
北海道内のコンビニやホームセンターなどで購入できるほか、インターネットでの購入も可能です。
しっかりとした事前準備で楽しい旅行を!
以上が道北地域を訪れる際の服装のポイントになります!参考になりましたでしょうか?
馴染みのない地域へ旅行へ行く際は、事前の情報収集としっかりした準備が必要です。
こちらの特集を参考に、快適で充実した北海道旅行をお過ごしください♪
【まとめ】
●事前に訪問地の天気予報や気温などを確認しておく
●予報気温より暖かめの服装を準備する
●強風により傘が差せない場合があるので、雨や雪が降りそうなときは防水・撥水の服と靴を用意する