稚内港北防波堤ドーム
70本の重厚な柱が並ぶ427mの回廊。北海道遺産の名建築を歩く
強風から港を守るために築かれた、世界でも類を見ない半アーチ式の防波堤で、70本の円柱が並ぶ姿は圧巻です。
年間約130日も強風が吹き荒れる稚内の海辺に、忽然と姿を現す巨大な回廊。高さ14m、全長427mに及ぶこのドームは、かつて港と鉄道駅を結ぶ通路として、5年の歳月をかけて築かれました。古代ギリシアの神殿を彷彿とさせる70本の重厚な円柱が、緩やかな曲線を描いてどこまでも続く光景は、世界に類を見ない独特の美しさを放っています。
一歩足を踏み入れれば、コンクリートの冷ややかな感触とともに、柱の間を吹き抜ける風の音が重厚に響き渡ります。かつて樺太へと渡る旅人たちが期待と不安を胸に歩いたこの場所には、今も北の玄関口として栄えた時代の記憶が息づいています。現在は北海道遺産にも指定され、そのフォトジェニックな景観から映画やCMのロケ地としても人気です。歴史と現代が交差する静謐な空間で、稚内ならではの潮風を感じながら、ゆっくりと歩いてみてください。
基本情報
- 郵便番号
- 〒097-0023
- 所在地
- 北海道稚内市開運
- アクセス
- ●徒歩:JR稚内駅から約5分
●車:稚内空港から約30分
※施設情報が変更される場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。









